コラム

続・人事部長からの質問

2020/08/24Q.2971

一気にリモートワークが進み、出社していた時なら近くの上司、先輩、同僚に声をかけてすぐ解決できたちょっとした問題の解決ができず、仕事が進まない場合があります。どう解消すればいいでしょうか。

良い質問です。リモートワークの問題点の一つに学ぶ機会の喪失があります。今までのOJTでは先輩の横にいるだけで、いつ誰に何をどのように話すとよいかを見て学ぶことができました。ちょっとしたわからないことも隣の人に声をかければ1分で解決できました。このようにして私たちは多くのことを学んできたのです。

しかし、2020年4月入社の新卒社員ははじめからリモートワークであったため、学ぶ機会が失われていることすら気づかず、仕事のコツをつかむまでに多くの時間を費やすことになってしまいました。私が考えた解決策は次の3つです。

一つ目は明文化。できるだけ文章にして伝えること。しかし膨大な業務マニュアルはマニュアル作成の手間と探す時間の増加につながり合理的ではありません。状況共有の場と検索によって解決できます。チャットとファイルの共有、検索が可能なツールの導入です。
二つ目はコミュニケーション機会の意識的な創出。対面もオンラインも両方ともです。定期的な勉強会、オンラインお茶会などです。
三つ目はトレーニーとトレーナーの同時出社です。リモートワークでも出社する日はあるでしょうから、トレーニー社員とトレーナー社員を同じ日に出社させ、トレーナー社員に一定時間の業務サポートをやってもらいます。

今年はリモート初年度、試行錯誤で効果的な方法を見つけていきましょう。

清田 茂

このコラムの担当者

清田 茂

日本エス・エイチ・エル株式会社 執行役員

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