テストを作っているSHLの社員さんに対して、テストを実施しても中身がわかっているため正しく測れないのではないかと思います。アセスメント会社の社員のアセスメントはどのように行うのですか?
おっしゃる通り正答が存在する達成度テストや適性テストの場合、正答を記憶している人に実施しても正しく測定できません。しかしながら、近年の知的能力テストはWEBテストが主流なため、アイテムバンクに格納されている問題数は膨大であり、日々追加や変更がなされています。その結果、テスト開発者であっても正答を記憶している問題はごく一部に限られ、得点への影響はほとんどありません。
性格検査や意欲検査の場合、正答が存在しませんので同じ問題は発生しませんが、質問と尺度の構造を理解している人は巧みに作為的な回答が出来るため、本人が回答を歪めたら正しい測定はできません。こちらのケースでは受検者に自らの意思で正しく回答してもらえば問題は解決します。正直に回答することの本人にとっての利益を理解してもらう必要があります。
このコラムの担当者
清田 茂
執行役員
入社以来30年、HRコンサルタントとして日本の人事アセスメント界を牽引。大手を中心にコンピテンシーモデリングから選抜設計、サクセッションプラン構築まで広範なプロジェクトを完遂。特に経営層との対話を通じた次世代リーダー育成に高い実績を持つ。 2002年取締役、2020年より執行役員として直販部門を統括。最前線で「人と仕事と組織の最適化」を追求する傍ら、SHLグループのグローバル知見の国内導入も推進。