サラリーマンは安泰という時代が終わりつつあると感じています。手に職つけるために良さそうなスキルがあれば教えてください。
昔から何か資格をもっていた方がいざという時に助かるとよく言われています。社労士や税理士、不動産鑑定士といった仕業資格は、昭和の時代から会社員に人気のある資格でした。身近なものでは自動車免許があります。大型や特殊車両の免許を保有していれば転職する時に有利です。
ただこれからは、サラリーマンは一歩先がわからないからというではなく、一定の仕事をしながらも自分が得意とする分野で副業的に働くスタイルが増えていくのではないでしょうか。その場合は、相手が対価を支払ってくれるだけのスキルがあればよいわけで認定資格、公的資格にこだわる必要もありません。
デザイン力とプログラミング知識があれば、Web関連のホームページ制作やアプリ開発の仕事ができるかもしれません。発声がしっかりしていて聞き取りやすい声の持ち主なら自宅でコールセンター的お仕事ができるかもしれません。あるいは、料理が得意な方なら勤務後や休日に他の人の料理を作ってあげることで副収入を得ることもできます。
有事に備えてという発想ではなく、日頃から自分で何かできることないかなと探してみてはいかがですか。

このコラムの担当者
奈良 学
日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長