子どもがゲーム好きで、ほっておくと一日中ゲームをし続け、寝ないといけない時間になっても中々ゲームを止めずにいます。
「好きなこと・熱中していることを取り上げるのは将来的な集中力欠如に繋がるのではと考え、どうしたものか困っています。自分で自分を律し、上手く好きなことと向き合える人に育って欲しいと考えていますが、どのようにすればゲームをやり過ぎないようにできるでしょうか。」ともお書きです。
お子さんがおいくつなのか、どのようなゲームなのかこのご質問からはわかりませんが、小学生ぐらいと想像します。まず、ゲームのやりすぎを防ぐには、ゲームを購入して渡すときに、「1日何時間だけ遊ぶ、それ以外の時はゲーム機を親に預ける」とルールを決めておくことです。それが守れない場合は、ゲームを取り上げることも約束させます。スマフォの家庭内使用ルールの徹底と同じで最初が肝心です。
将来の集中力の欠如とゲームに夢中になっているのを止めることは関係ないのではないでしょうか。限られた時間内に目的に向かう集中力をつけるのであれば、勉強でも他のことでも良いはずです。好きなことだから自由にやらせたいと思うお気持ちもわかりますが、単にわがままを許すことにもなりかねません。もっといろいろなことを経験すべき時期でもあるでしょう。中学生以上になるとかなり高度な対戦ゲームに夢中になり、将来eスポーツ選手になりたいという夢を持つ若い人も増えてきています。世界で戦えるようなレベルと情熱を継続できるようなら応援のしがいもありますが、どうでしょう。

このコラムの担当者
奈良 学
日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長