サクセッションプラン実行のため異動を行おうとしても、対象者の穴に同等の人材をあてがうことができていません。現場へデメリットなく運用する良い方法はございませんでしょうか。
人に仕事が属しているからです。あの人がいなくなったらこの仕事が回らないと現場は必ずいいます。そうではなくて、この仕事をこなすにはこうした能力のある人であれば適任だと定義しておくことです。社内の人材の能力を日々評価して棚卸しておけば、対象者が異動してもこの仕事の後任にふさわしい人がリストアップできるはずです。もし同等の人材がいなくても次を担う近い人材から抜擢することも可能です。そうすれば、対象者が抜ければ逆に自分にチャンスが回ってくるということで現場の受け止め方が変わり士気が上がるかもしれません。
どうしても社内にいなければ、外部から登用しましょう。

このコラムの担当者
奈良 学
日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長