人員配置の適材適所というのはよく分かるのですが、適性が偏っており適性通りに配置するとどうしても手薄なところと余ってしまうところに分かれます(新規開拓営業8 ルートセールスに2の割合にしたいのに適性はその逆)。
世の中には何でもできる人いればほとんど何もできない人もおり現実は悩ましいです。上手な適材適所の配属をするための指針があれば教えてください。
今現在の社員の適性分布は、いわば採用の結果です。採用時に能力をはかったうえで職務に応じた採用、配置を行っておれば、そもそもこうした偏りは少ないはずです。 もちろん、採用時は優秀な人材と判断したが入社後に成長していないという場合には、研修や教育体制に問題があることもあります。
「新規開拓営業8、ルートセールス2にしたいのに適性はその逆」とお書きですが、営業部員のうち8割はルートセールス向きで新規開拓できるようなバリバリな営業が2割しかいないとお考えなのでしょうか。 でも、営業全体の成果に大きな問題がないのであればむしろ御社の商材がルートセールス向きのものかもしれませんよ。市場や商材でよって営業部員のタイプもおのずと変わってきます。
もし社内の人材測定を行い求めるタイプに人材が少ないようなら、思い切って外部から採用しましょう。明らかに新規開拓の営業で実績がありかつ適性もある経験者を採用して配置した方が、売れると思います。

このコラムの担当者
奈良 学
日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長