コラム

続・人事部長からの質問

2020/12/18Q.3051

人事担当としてはタレントマネジメントを推し進めたいのですが、役員層ではタレントマネジメントの意義や必要性をなかなか理解してもらえないためMBA派遣などの企画を立案しても却下されてしまします。どうすれば役員からの理解が得られるでしょうか。

思い切って短期的に成果が得られるタレントマネジメント施策を立案してください。半年から1年で結果がでるものが出せたらいいですね。売上の改善、残業の削減、早期退職者が減少であれば半年でも結果を出せます。人材データを分析して結果から改善策を提案してください。短期的な成果をコミットして、投資対効果を明示しましょう。

この取り組みは何としてでも成功させてください。これが失敗したら先がありません。うまくいったら、徐々に長期的な施策を提案してください。人材データ分析の結果から考えられた施策の成功率が高いことを印象付けることができれば大成功といえます。

人事施策は目に見える成果が出にくいものです。育成施策などは最たるもので研修に投資したからと言ってすぐに業績が向上するものではありません。若手に対するリーダー教育も離職につながっては意味がないと考える役員がいるのも当然のことです。

長期的な人材投資が重要であることを訴えるのは必要ですが、人事施策なので短期成果は見込めないと考えるのはやめてください。これからの人事は業績に貢献することが役割です。

清田 茂

このコラムの担当者

清田 茂

日本エス・エイチ・エル株式会社 執行役員

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