コラム

続・人事部長からの質問

2020/12/21Q.3052

環境や状況の変化に対応した、マネジメントを行うためにマネージャに求められる能力や意識すべきことがあればご教示ください。

すでに古典の域ではありますが、マネジメントはミンツバーグが体系化しているのでそちらを参考にしてください。
否定的な意見も数多くありますが、自分はミンツバーグ以上の体系化されたマネジメント論を知りません。

体系的なマネジメント論をすべて理解している前提でマネージャには持っている能力、不足している能力、役割(ミッション)、計画をすべて言語化しておく必要があります。
不足部分は上司、部下、同僚などから支援を受けなくてはなりません。そのことに気づいていない人には気づかせる必要があります。
※たとえば結果が出ず自己正当化の強いマネージャは言語化を嫌い弱点の直視をせず自己の成果だけを強調する傾向があります。

環境や状況の変化といったものも結果を総括するのは誰しもすることですが、その状況下で競合他者のアクションを正しく情報収集して、差別化の行動を言語化して目標を再設定し、チーム内で共有して認識させる人が優れたマネージャ。結果としてスタッフのポジティブなエナジーを引き出し成果(結果)につなげていく能力があります。

また変化に強いマネージャほど計画性が高い。計画と変化の対応は一見逆に見えますが計画性の高いマネージャは計画するにあたり事前にリスクとリスク回避策を織り込んでいる。その場しのぎの案を嫌う傾向にあるため結果がブレにくいのです。

三條 正樹

このコラムの担当者

三條 正樹

日本エス・エイチ・エル株式会社 取締役

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