課員のモチベーションマネジメントは、どのように行えば良いでしょうか?
モチベーションマネジメントとは、一般的には社員が高いモチベーションをもって意欲的に仕事に取り組めるように企業側が働きかけることを言います。
社員個々人が自ら高い目標を設定し、達成努力ができれば理想ですが、なかなか難しい面があり企業側が支援をして生産性を向上させる施策を行います。ただ、この目的だけにフォーカスして「管理」を前面に出しすぎると逆に反発を招くことがあります。「モチベーション」は「やる気」ですから、本人がその気にならなければ成果に結びつきません。むしろ「動機付け」という観点から、その人がどのような意識で仕事を捉えているか、どんな点に仕事のやりがいを感じているかといった側面からサポートするということが大切でしょう。
またモチベーションは常に一定の状態ではありません。社員や組織のモチベーション状況を把握し社員のモチベーションが低下しているときにフォローする、組織全体でモチベーションが下がっているときにてこ入れをし改善していくことが必要です。現在では、簡易的にリアルタイムで把握するツールもありますので、ご検討なさってはいかがですか。

このコラムの担当者
奈良 学
日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長