コラム

続・人事部長からの質問

2021/05/21Q.3149

リモートワーク状況下で部下の状況(特にメンタル面)を効果的に把握する方法はありますか?

コロナ禍によりリモートワークが拡大しましたが、1年以上自粛の状況が継続する中で、リモートワークのメリット、デメリットがはっきりとしてきました。自分のペースで働ける、通勤時間がなくなり時間を気にせず仕事に集中できるなどのメリットがある一方で、コミュニケーション不足や残業勤務になりがちという点がデメリットとして指摘されています。上司や同じ職場の仲間とオンライン会議で集まって情報交換をする時間があってもそれ以外では気軽に声をかけることは少なくなります。他の人の仕事ぶりもわからずついペースオーバーして勤務時間が延長されてしまう、こうしたことからストレスを感じ知らない間にメンタル面をやられてしまうケースが出てきています。部下とのコミュニケーション不足を補うために、週に1度の1on1ミーティングを個別に実施し、何気ない会話も織り交ぜながら状況を確認することが推奨されています。

出社勤務でも定期的なストレスチェックは必要ですが、リモートワークの場合は、より頻度をあげて簡単なWebアンケート方式やチェックシートを活用して状態の変化を捉え、早めに対処できるように備えていくことが必要になります。休日明けに出社しなくなってきた、遅刻が多くなってきた、顔色が悪く集中力も欠如してミスが多くなっているといったそばにいれば気づく点が見過ごされがちになるからです。

なお、ストレスチェックだけでなく、モチベーションチェックも行うとより効果的だと思います。

奈良 学

このコラムの担当者

奈良 学

日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長

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