各人のリモートワーク実施有無は性格的な特徴と前年実績、どちらを見て選別するべきでしょうか。
これは、何等かの選別条件でリモートワークをさせる人とさせない人を決めるという意味でしょうか。リモートワークに向いている人の性格がどのようなものかのエビデンスはありませんし、ましてオフィス勤務で前年実績が高い人ならリモートワークでも結果が出るというものでもありません。
会社側が、リモートワーク勤務における環境整備と業務のフローの見直し等をしっかりと準備しなければ、実施してもその結果はリモートワークする個々人のやり方次第になってしまいます。
何故リモートワークが必要なのか、どのような社員でも実行できるリモートワークとはどのような業務なのか、リモートワークの成果をどのように評価し結果に対してどのようなフィードバックを行って次への改善に生かしていけるのかなど検討したうえで実施して下さい。
そのうえで前年実績が悪くてもリモートワークで数字を伸ばせた人のパーソナリティに一定の傾向があるかなど分析していけると思います。

このコラムの担当者
奈良 学
日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長