決裁者でもないのに話を通さないと怒る「話聞いていないぞオジサン」への対処法は話を通しておく以外ないのでしょうか。
この手のオジサンは、別に自分が決めたい訳でもないので反対をしてくる訳でもありません。
とりあえず耳に入れておくことで気がすむのであれば、こちらもそれが一番簡単ではないですか。もちろん彼の権限外の重要事項については話せません。
「上の方で決まったことらしいですがだれだれさんにも一応お伝えしておこうと思いまして」と一言話せば気が済むのではないでしょうか。
こうしたオジサンは自分では責任を取る気はありませんから、「なんでもっと早く言ってこない」と怒られたら、「だれだれさんがご判断したように受け取られると責任が問われると思いまして」
返しておいてください。正式な報告事項ではないところで、さりげなく会話に盛り込んでおけば、この手のオジサンは満足するはずです。
しかし、今の忖度など無用の若手社員には、こうしたオジサンはうざいだけと相手にされず無視されるでしょうね。

このコラムの担当者
奈良 学
日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長