マネジメント能力を伸ばすには、どのような研修が効果的ですか?
人によって異なりますが理論を知って実際に行動する両輪が必要です。
研修で理論を学び現場で実践する。上手く行くこと行かないこと、自分に足りているもの不足しているものを必ず言語化する。できないことをできるようにしていく。変えられない部分はネガティブにならないように心がける。この繰り返しです。
内省(哲学的な意味ではなく)からの気づき、理屈でいくら理解していても行動できなければ意味がない点、人それぞれの個性や調和、競争など日々考えて記録していく必要があります。
研修で効果的なのは内省が苦手な人のフォローと体系的な知識を学ぶ機会を得ることでしょう。より複雑な研修を受けたことがありますが、効果は人によってまちまちだと感じています。
例えばマネジメント能力の一つでもあるリーダーシップはまず「目立つこと」と学んでも、じゃあどうやって目立つのかというのは人によって異なります。そこで立ち止まってしまう人には研修の効果はほとんどなかったと思いますし、今まで挑戦してこなかったことに手を上げるような人なら研修の効果はあったと言えるでしょう。ちなみにリーダーシップはかなり困難な行動変容を必要とします。持っている人は子供のころから持っていますし、無い人が身につけるのは難しい能力の一つです。

このコラムの担当者
三條 正樹
日本エス・エイチ・エル株式会社 取締役