人材の棚卸を実施しました。
職務分析などを行い、要件の再定義、把握などができ、有効でした。これからこの知見を社内に展開していきたいが、やりっぱなしになってしまう企業と、持続的にこの知見を運用している企業とは何が違うのか?
何かわかるかもしれないから、とりあえず棚御でもやってみるか。こういう傾向が出てくるだろうから、そのような結果になった場合は、次にこのようなリサーチしてみよう、それをもとに課題解決の糸口にしてみよう。前者と後者を考えれば、やりっぱなしで終わる企業と継続的に生かしていける企業との違いがわかるでしょう。
棚卸をする際に、現状どのような人材課題がありその解決策に活用していこうという目的が明確かどうかということです。
既存社員の棚卸結果は、当然採用での基準作りに生かさなければなりませんし、配属、昇進・昇格に、研修、育成にも活用できます。数年後には、また棚卸を実施しそうした施策の効果を検証する必要もあります。経営層も巻き込んで中長期的展望のもとに行って下さい。

このコラムの担当者
奈良 学
日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長