面接においてストレス耐性と論理的思考力を評価基準にしていますが、見極めが難しく毎年苦労しています。どのような改善策が考えられますか?
ストレス耐性は極端に弱い、強い人だけ確認すればすみます。
少しだけ応募者の困るような質問をしてみましょう。
応募者がPRしてきたことを逆手にとるのが手っ取り早いでしょう。
文化祭で何か仕切ってきたとPRするのであれば、それがなぜ当社で役に立つと思ったのか?
スポーツの部活動で頑張ってきたというのであれば国内(もしくは世界)で何位?何でもっと上を目指さなかったのか?
ボランティア活動であれば授業料を親に出してもらっているのにボランティアっておかしいよね?まず親に授業料返すか、自分で学費払ってから(一人前と言う意味で)やるべきじゃないですか?
など、PRを逆手にとって反応を見ます。
反論や意気消沈するならさらに深く質問をしていきます。柔軟に切り返せるなら納得するリアクションをすればよいと思います。
言葉の部分は状況適応力、感情の部分はストレス耐性の特徴だと考えられます。
論理的思考力は面接より知的能力のテストで見たいところですが、面接であれば割と誰でも知っているようなもので何故そうなっているのか考えさせると判別しやすいでしょう。得意分野から離れたところに質問をぶつけるのがコツです。例えばお城のお堀は何のためにある?天守は何のためにあると思いますか?とか、東京都の街路樹はイチョウが多いですがなぜだと思いますかとか、電車のロングシートは何故皆が端から座るのですか?など。
知識として知っていたら判別できません。あえて知らない分野で考えさせましょう。自分はもっと変な質問をします。

このコラムの担当者
三條 正樹
日本エス・エイチ・エル株式会社 取締役