コロナ禍でガクチカ(学生時代に力を入れたこと)がない学生には、面接時どのような質問をするとよいのでしょうか?
ガクチカがない学生はいません。実際にガクチカが無い学生が増えていると感じている面接官がおられるとしたら、その面接官は探索と評価の能力が弱いのです。海外経験や多くの人との対面でのネットワーク経験を過大に評価する癖がいつまでたっても抜けないのです。現在の行動制限を踏まえた活動を評価する視点で面接すれば必ずガクチカは見つかります。
もし、今まで力を入れておこなった経験がないと申告する人がいたとしたら、面接を真面目に受ける気が無い人か、極度に謙虚な人かのいずれかです。前者の場合は面接を終了してください。後者の場合は経歴や経験を確認し、評価可能なものがないかを探ります。謙虚な人は自分の行為や功績を人前で述べることを好みません。評価できる行動や成果があるかもしれませんという視点で根掘り葉掘り質問してください。

このコラムの担当者
清田 茂
日本エス・エイチ・エル株式会社 執行役員
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役員から「根性のある奴を採用しろ」と言われます。選考時にヴァイタリティを評価項目に入れて面接など行っているのですが、それでも役員が満足するような根性のある人材を採用できていないようです。どうすれば「根性のある人」を見抜くことが出来るのでしょうか?
2021/11/10
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Webテストに関する質問です。
一般的なテストの知的検査は、基本的に「問題が○問あり、制限時間内でできる限り回答していく」という形式がほとんどかと思いますがこの場合、残り僅かの時間に勘で回答した問題がまぐれで当たり、正確な結果が出ない可能性があるのではと感じています。
時間制限を設けず、全ての問題を回答するまでの経過時間と正答数から結果を算出する、というやり方もあるのではと考えましたが、そういった形式がないのは何か理由があるのでしょうか。
2021/11/12