コラム

続・人事部長からの質問

2021/12/02Q.3281

うちは「普通の人」が採用できればよいと言って、基準作成等に経営陣がお金を出してくれません。「普通の人」の定義なんて人それぞれなのにどうやって採用基準を作ればよいのか悩んでおります。何かヒントをください。

当社でも個別のコンサルティング活動とは別に「採用基準の作成」についてのウェビナーを開催しています。先日も「採用要件定義の基礎知識」というテーマで実施し多数の方にご視聴いただきました。どのようなアプローチ方法があるか予算的にはどのくらいかなど簡単にご説明いたしました。是非次の機会にご参加下さい。

まずお聞きしたいのは、採用に際し適性検査を実施しているかどうかです。履歴書、面接、作文等だけで決めているのでしょうか。

何かしら適性検査を実施していれば、データが残っているはずです。経営陣が、御社の採用結果について非常にうまくいっているという評価であるなら、現在採用基準としている基準が適正なものであり、まさに「普通の人」を採用できていると言ってもいいのかもしれません。

ただ、毎年質に差があると指摘される、入社後に問題が生じているということなら、データをきちんと分析しその要因をさぐって下さい。基準作成のための予算とは言わずに、採用結果を今後に生かすための科学的分析のための予算ですと伝えてはいかがでしょう。

また、あくまで「普通の人」にこだわるようなら、経営陣(社長様)に人事部門としてインタビューしてみて下さい。費用をかけず社内でヒアリングするだけでも「普通の人」の定義のヒントがみえてくると思います。

奈良 学

このコラムの担当者

奈良 学

日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長

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