就活生がドレスコードに則っているか否かで、合否判定を変える企業さんはまだいるのでしょうか。
実態はわかりません。ただ、いまは就活のドレスコード自体があいまいです。
インターンシップは私服参加で結構ですということでその後の会社説明会や面接でも普段着でOKという会社もあるでしょう。あるいは、最終の役員面接ではジャケット着用で来社して下さいと促す会社もあるかもしれません。
社員に会う時はリクルートスーツが当たり前という学生側の意識は残っていますので、オンライン説明会やオンライン面接の際でも、きっちりと着こなしている学生が多いようです。
社会人になれば、言われなくてもTPOを考えて振る舞うことが求められる。服装もその一つという考え方の会社もありますが、少々ドレスコードにそっていないからといって合否判定を変える企業は少ないでしょう。「どうしてあなたはそのような服装で臨んでいるのですか、何か考えがあるのですか」と聞いてみてもよいのでは。本人のこだわりを持った本音が滲んだユニークな回答があるかもしれません。

このコラムの担当者
奈良 学
日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長