「長く働いてくれるけどパフォーマンスがイマイチな人」と「すぐに辞めてしまうけどパフォーマンスがピカイチな人」がいたら会社はどちらのタイプを採用するべきなのでしょうか。もちろん「長く働いてくれてパフォーマンスがピカイチな人」がベストだと思いますが、なかなかそういう人に巡り合えません。
定期的にくる質問です。意見は色々あると思うのですが自分は常に一つの答えしかもっていません。「すぐに辞めてしまうけどパフォーマンスがピカイチな人」です。
天才の1年は凡人の10年に勝る。
これは自分の人に対する考え方の一つです。
高度成長期なら違う考えかもしれませんが、今は一部の才能を持った人をいかに採用するかの戦いです。
変な表現ですが、凡人が1万人集まって合議しても藤井聡太竜王に将棋で勝つことはありません。企業でも相似形で同じことが起きます。
3万人以上の社員を抱え、創業100年を超える企業でも90年後半から出てきたamazonやgoogleにまったく歯が立たない。
誰しもが見ている現実です。

このコラムの担当者
三條 正樹
日本エス・エイチ・エル株式会社 取締役