適性テストは採用だけでなくタレントマネジメント全般に使用されるようになったと感じます。今後、適性テストの活用はどのように変化していくと思いますか。新たなアセスメントのイメージがあれば教えてください。
今後適性テストは数多くの個人情報と関連付けられ、より詳細に個別のポストや役割に対する適性をきめ細やかに予測できるようになります。現在は選抜の判断に使われることが主な用途ですが、今後は学び方、コミュニケーションの取り方、対人関係の相性、チームビルディング、売り手と顧客の相性など、仕事に関連する様々なマッチングに利用されます。結果のフィードバックに関するテクノロジーが進歩することで、従来やっていたカウンセリング形式のフィードバックから、実際の業務を行っている最中に業務上のヒントや注意喚起が促されるフィードバックが可能になります。
その先のアセスメントは、仮想空間で模擬業務を実施して行動や成果を評価するものになると考えています。メタバースでのアセスメントです。実際の業務でメタバースが活用されることに伴ってアセスメントもメタバースで行われるようになります。

このコラムの担当者
清田 茂
日本エス・エイチ・エル株式会社 執行役員