一度で改善できた失敗と、指摘を受けても相変わらず形を変えて発生してしまう失敗と2種類の失敗が自分にはあるのですが、後者の改善方法に悩んでいます。
プログラミングのミス、いわゆるバグという奴ですが自分が過去に教えていて気がついたことがあります。
それは同じ人は相似形でミスをするということです。
ミスをして対策が分かっていても別のミスをしてまうのです。
事例を挙げると正の整数しか取らない変数を使った分岐の場合、負や整数以外の数値になったらエラー処理するのが普通ですが性善説というか正の整数が来ることを前提にコーディングをしてしまう。
一度やらかすと二度目はやらないと思いそうなものですが、別のプログラムでも同じをことやるのです。
もちろん自分もある特定のミスの傾向はあって、そのために先にチェックリストを作るなどで対策をしていますが潜在的に持っているものは変えようが無く、まずそれを把握してできる限りネガティブな結果を防いでいくことが「成長」であり、「信頼」を獲得できると思います。
まとめると本質は防ぎようがないので自分の特徴を把握してなるべく減らすように工夫を凝らすこと。もう一つはミスを大前提にしておきシステムや他の人に補って貰うことを意識するようにします。
反対にやってはいけないことは「自分の特性」だから仕方が無いと諦め開き直ること、苦手と言って他人に丸投げすること、ミスをしても反省しないことです。これらを繰り返すと有能であっても信頼を失いよいリーダーにはなれません。最悪の場合、居場所がなくなります。

このコラムの担当者
三條 正樹
日本エス・エイチ・エル株式会社 取締役