これまで「団塊ジュニア世代」「ミレニアル世代」と続き、今では「Z世代」といわれるいわゆるデジタルネイティブ世代が新卒から労働市場に入ってきている中で、採用時に気を付ける点や世代間での認識の違いなどを教えてください。
各世代に関する知識に疎く、ご質問者様に満足していただける回答ができるかどうか、甚だ不安ではございますが、せっかくご質問いただきましたので、無い知識を絞り出して答えさせていただきます。
世代ごとの価値観、情報収集やコミュニケーションの手法について様々なメディアで書かれていることは正しいのだと思います。多くの人に関心を持ってもらう必要がある場合には、採用広報において世代に適したマーケティング手法を用いるべきです。しかしながら、採用は自社の求める人材に入社してもらう活動です。多くの人に関心を持ってもらうことよりも、自社のミッション、ビジョン、バリューに共感する価値観を持つ人を見つけることが大切なのです。ご質問者様の会社がZ世代を惹きつける特徴を持っていたら、多くの若い応募者を獲得できるでしょう。その反対の特徴を持っていたら、若い応募者を集めることに苦労するでしょう。では、採用のために会社をZ世代に好かれるように変えますか。変えませんよね。もし変えたいと考えたとしても、急に変えることはできませんよね。結局のところ、全ての会社の採用活動は自社にあった人を見つける活動なのです。
会社の特徴を明確に打ち出し、価値観を共有できる応募者を集める努力をしてください。
お答えになっておらず大変申し訳ございません。

このコラムの担当者
清田 茂
日本エス・エイチ・エル株式会社 執行役員