創造的思考力を面接中に見極める上で、よい方法はありますでしょうか?
非常に難しいと考えています。
創造的思考力という定義そのものが曖昧であること、面接官を上回る創造性を持った人を評価できないという問題があるからです。
今から約30年前になりますが、単眼鏡を覗いて捉えるだけで鳥の名前が分かるという卒論を書いて研究していた友人がいました。周囲では「無理無理」という評価でした。
デジカメもなくインターネットも大学や研究機関だけの時代です。デジタル化することも通信で送ることもできない時代では夢物語でした。その友人は将来必ずできると自信を持っていて、自分は科学的な裏付けのない創造などただの妄想と考えていました。
しかし、それは自分の創造性(将来の科学の発展)の限界であることを自分で証明したようなものです。
この経験から、自分の創造力を超えてしまう人を人は計れない。そう考えています。
小さいスケールのものならまだしもパラダイムシフトが短いサイクルで起きる現代では特に面接での評価は困難を極めると思っています。
手前味噌になってしまいますが、当社の創造力テストをアテにしていただくのがベストだと考えています。

このコラムの担当者
三條 正樹
日本エス・エイチ・エル株式会社 取締役