コラム

続・人事部長からの質問

2022/05/27Q.3394

打ち合わせの際、上司の意に合わない意見であっても妥当性が高いと思えば発言してまいりました。言い方としては配慮しているつもりですが、他部署の先輩から『お前はポテンシャルが高いんだから、上司を立ててあげないとイジメられるよ』などとアドバイスをいただきます。私の価値観としては、妥当性の高い意見で救ってくれる後輩の方が有益で助かり、出る杭を打つような上司は器が小さいのではないかと感じてしまいます。

そこで質問です。
出る杭を打ちたがる上司と接する為にどのようなことを気遣えばよろしいのでしょうか?
また、上司の案よりも良案がある場合、どのように提案すると納得いただけるのでしょうか?

「発言大いに結構」と上司の方も思っておられると予測します。
むしろ他部署の先輩という人の方が足を引っ張る人のような気がします。
『お前はポテンシャルが高いんだから、上司を立ててあげないとイジメられるよ』は正直余計なお世話です。
上司への気遣いが無用とは思いませんが、一定の礼儀を踏まえ自分なりの意見を具申することは会議に参加している人間の仕事の一つです、どうしてそれを不快に思うでしょうか。

もし頭ごなしに否定されるのであれば「ここは意見を出す場ではないのでしょうか?」と会議全体に認知できるように問い正せばよいと思います。そうすれば抜け目のない人だと上司も見る目が変わるでしょう。仮に上司と意見が大きくぶつかった場合でも、よりよい方向を目指すときに意見が衝突するのは当然です。私怨を前提にぶつからないよう敬意を払えば意見も無下には扱われないと思います。

もう一点、上司より良案があって上司や周囲を納得させるには「実績」をもって対応することになります。何ら成功例の無い人の意見など小学生がプロ野球チームの補強案を考えてもまかり通らないのと同じです。たとえそれが良案だとしてもです。
実績を積み重ね、周囲に一目置かれるようになればその良案は無視できなくなります。もっと言えば上司より出世してしまえば解決する話です。

三條 正樹

このコラムの担当者

三條 正樹

日本エス・エイチ・エル株式会社 取締役

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