OPQを用いたチームの構成の方法はありますか?
万華鏡30に掲載されているチームタイプの活用をお薦めします。
チームタイプは英国の心理学者メレディス・ベルビンが開発したチーム内役割に関するモデルです。リーダー型2タイプ、参謀型3タイプ、メンバー型3タイプの合計8つのタイプがあります。リーダー型はひっぱり型とまとめ型があり、ひっぱり型は自ら進んで組織を率いる強いリーダー、まとめ型はみんなの持ち味を生かしながらうまく調整するリーダーです。参謀型には、知性でチームに貢献するアイデアマン、外から情報と人脈を獲得するスパイ型、チームの弱点や問題点を冷静に分析し修正するチェック型があります。メンバー型はみんなの気持ちを敏感に察知して雰囲気をよくするムードメーカー、優れた実務計画を作るプランナー、正確に実務を実行する実務型があります。
チームに全てのタイプが存在するとチームは円滑に機能しやすいと言われています。一人の人が複数のタイプとして役割を遂行できますので、OPQの結果を見ながら、全員が低得点のタイプが無いようにチームメンバーを調整してください。既に存在するチームにおいても各メンバーのチームタイプを確認すれば足りない役割タイプがわかります。これがチームの円滑な運営にマイナスの影響を与えている場合は、メンバー同士で問題解決の方法を検討する必要があります。

このコラムの担当者
清田 茂
日本エス・エイチ・エル株式会社 執行役員