サクセッションプランニングを進めるときにどれくらい細かい区切りで人材プールを形成したらよいでしょうか(400名程度の会社です)。
その企業の人材階層がどのようなものか、サクセッションプランニングの目的により異なるのでしょう。全社員の1割が上級幹部ということであれば40名程度になりますが、経営層の選抜ということであれば、その倍の80名から100名を候補者としてプールするというイメージもあります。
あるいは上位順に10名、50名、100名と3グループに区切り各グループの候補者に選抜試験、研修を実施し合格者を上位グループに組み込んでいき最上位グループの中で最終選抜で決定するという方法もあります。
御社の幹部層の比率や最終選抜までの想定期間を考えて、形成すればよろしいのではないでしょうか。
ただし、候補者の中から抜ける人も当然いますし、上級ポジションに定期的に穴が空くわけでもありません。あまり細かい区切りは必要ないでしょう。

このコラムの担当者
奈良 学
日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長