パーソナリティ検査の結果をフィードバックしたのですが、自己認識とはかなり異なると言われ、フィードバックにも納得いかないようでした。こうした場合どう対応すればよいでしょうか?
フィードバックの失敗例です。気を取り直してもう一度フィードバックの教科書を読み返してください。どの部分に問題があったのでしょうか。
受検者は検査結果と自己認識には異なる点があると申告したのです。その点を明確にして、異なる結果となった原因について掘り下げていく必要がありました。フィードバックの担当者は受検者が納得し、前向きに自分の特徴を受け入れるための支援が役割であり、検査結果を受検者に押し付けることが役割ではありません。最終的に検査結果が実際の特徴とは異なるものであったという結論であっても構わないのです。
もう一度フィードバックのチャンスがあれば、適切なプロセスでフィードバックを行ってください。

このコラムの担当者
清田 茂
日本エス・エイチ・エル株式会社 執行役員