コラム

続・人事部長からの質問

2022/12/12Q.3528

採用の時に使う「良い」適性テストを見極めるために大切なポイントは何ですか?

妥当性と標準性です。
妥当性は最も重要な基準です。テストを利用する目的に適っていることを表す概念だからです。妥当性の無いテストを使うのは、時間とお金の無駄だけではなく、誤った人事判断によって会社に損害を与える行為です。絶対にやらないでください。

採用選考では、求める人材要件に合致する人を見つけたいわけですので、人材要件に合致するかどうかを評価できるテストを使うべきです。そして、人材要件に合致するかどうかを予測できるテストは妥当性があるテストと言えます。

自社内のテストデータと外部指標(能力評価、業績評価など)を用いて妥当性分析を実施することでテストの妥当性を確認できます。しかし、テストの導入を検討する段階では、自社のデータを用いた分析はできませんので、テスト事業者が過去に行った妥当性分析事例を確認してください。自社のニーズと類似した分析があれば参考になるはずです。

次に標準性です。
標準性とは、正しく相対的な水準を示すことができること表す概念です。テスト開発時に行った標準化トライアル(偏差値基準を作るためのテスト実施)で十分なデータが確保されていること、ノルムグループ(偏差値を算出するための基準集団)が適切であることが確認できれば問題はございません。

清田 茂

このコラムの担当者

清田 茂

日本エス・エイチ・エル株式会社 執行役員

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