コラム

続・人事部長からの質問

2023/04/18Q.3611

選考早期化の波に乗って、本年度から弊社でもスケジュールを前倒して動きましたが、途中離脱が多く目標人数達成のために工数負担が倍増しました。他社に後れをとるわけにもいかず、次年度の対応に苦慮しています。何か良い方法がありましたらご教示ください。

抜本的な解決策はありません。前倒し採用というものはそういうものです。前倒しスケジュールで動く学生層は、数的に増えてきているとはいえ通常学生より就活意欲、企業研究意識が高い層ですから、当然他社にとっても魅力的に思える人材が多いはずです。御社が採用したい学生は複数内定を確保できる可能性が高いですから途中離脱率も上がります。

ここは腹を据えて、これまでの途中離脱者の傾向をできる限り分析して、自社で改善できる点を毎年修正していく努力をつみ重ねていくしかありません。同業他社に流れるのか、業界や規模の大小に関係なく抜けていくのか、選考のどの段階で抜け落ち率が高いのか。インターンシップの評判はどうなのか、リクルータや面接官の対応に問題はないのか、など確認項目は多いと思いますが、検証してみて下さい。今後過去の統一日程のような環境に戻らない限り、他社に先駆けた前倒し採用を取り続けるしかありません。

奈良 学

このコラムの担当者

奈良 学

日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長

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