(すべての企業ではないものの)なぜ体育会系の学生はありがたがられるのでしょうか?
これは、企業側が自分たちの都合の良い「体育会系学生」のイメージをいまだに引きずっているということもあるでしょう。
体育会系学生は、運動部に所属していたので、目上の者への服従や根性論などを尊ぶ気質があり組織として育成しやすいというかなり昔風の考え方もありますが、現在でも高く評価される点が多くあります。部活、サークル活動の中で培われた周囲の仲間との協調性、相手や自分に打ち勝つ強い精神力、勝利という目標、課題に向けて継続的に努力していける根気といったものは、ビジネスでも求められるもので企業としても大いに期待のもてる特性です。加えて学生側もガクチカではスポーツ活動を通じて学んだ点を強くPRできますし、OB、OGとの太いつながりで就活に有利な情報も入ってきます。
コミュニケーション力、ストレス耐性といった点も強いというイメージをもってもらえます。
文武両道という人材であればどの企業でも欲しくなりますよね。

このコラムの担当者
奈良 学
日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長