4日間のインターンシップ中、2日目で2人(8名中)が抜けてしまいました。
周りが忙しそうにしている中で暇だったのが辛いという理由です。負荷をかけても不満、余裕を持たせても不満という反応の中でいったいどういうインターンシップをするのがよいのでしょうか?
「負荷をかけても不満、余裕を持たせても不満という反応」というのは、若手社員の仕事ぶりでも聞くことです。インターンシップに参加する学生時代からその傾向は始まっているということでしょうか。正直なところ、誰もが満足するパーフェクトな内容を追求しようとしても無理です。ここは、腹をくくりインターンシップで残った学生の質がどのようなものであったか、本選考、そして内々定までどれだけのインターンシップ参加学生が残ったかを検証して判断してはいかがでしょうか。例えば、8名全員が楽しかったと感想を述べたとしても、その中から一人も本選考に応募しなかった、内定者が出なかったという結果に終わった場合はどうお考えでしょう。
少々厳しくてもインターンシップに参加してよかったと感じてもらう内容とはどのようなものなのかお考えになるべきです。そのためには、実際に参加した学生の声をしっかりとヒアリングし、かつメンター、指導員として参加した社員からも感想を聞いてみて下さい。参加した他社のインターンシップの情報も参考になります。
その中に御社ならではの学生にPRできるポイントがみつかるのではないでしょうか。
いまの学生は「成長できる環境、機会・経験」を重視しています。

このコラムの担当者
奈良 学
日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長