適性検査で測定できるようなパーソナリティは、周囲の影響によって自己形成されるものだと認識しております。ですので、親(保護者)と自分の同じパーソナリティ尺度点数を比較した時に、ほとんど似ているか全く逆になるかのどちらかだと思うのですが、その考えは合っていますか(子は親を見て学び・育つ為)。
味覚に関して親子の影響があるという論文は過去に読んだことがありますがパーソナリティの似ている、逆というのは見たことがありません。
一番影響を受けるのは小さいお子さんでしょうけど、自我の発達していない子供ではパーソナリティテストは有効に使えませんし大人になる過程で親子の距離は遠くなります。
同じ屋根の下で同じ両親を持つ兄弟でもパーソナリティの関連性はないので「ほとんど似ているか全く逆になるかのどちらか」という説自体がそれだけで否定されてしまう気がします。

このコラムの担当者
三條 正樹
日本エス・エイチ・エル株式会社 取締役