毎年応募してくる学生の傾向が異なるように感じます。学歴はもちろん、明るい・はきはきしているなどの印象が大きく変わるのですが、他社さんでも同様の傾向はありますか?
採用時期や知名度など全く変わらなければ母集団も大きくは変わりません。
たとえば採用選考のコンテンツを一切変更しない状況で応募者のTOEICの平均点が200点上がったというような話は聞いたことがありません。突然理系学生の比率が何割も上がるというようなこともないでしょう。
たとえば採用選考のページを大きく変えて全部英語のコンテンツに替えて英語だけの説明会をすれば応募者はガラッと変わります。TOEICの平均スコアも猛烈に上がるでしょう。
それが刺激と反応の関係になります。
貴社が毎年変わっているのは何かを替えた結果であり、それをコントロールすることで母集団の質を高めることが可能です。セルフスクリーニングという採用選考のテクニックのひとつでもあります。

このコラムの担当者
三條 正樹
日本エス・エイチ・エル株式会社 取締役