社員が自由に研修や講座を受講できるカフェテリア形式を導入している。ただ、前向きに受講する社員やそうでない社員がいる。そうでない社員が積極的に受講するようにはどういった工夫をすればよいのか。
「使わないと損」という空気を社内で作らなくてはなりませんが、そう簡単ではありません。自身のキャリアアップやスキル向上のためと説いても、やらない人はまったくやりませんしやりたい人は会社の支援無しでもやります。研修とはそういう物です。
日々の業務において問題意識を植え付け、その解決策として受講してもらうのが王道ですが、会社はただの福利厚生としか扱わないケースが多くそのギャップによって活性化しないのでしょう。
無理に活性化させようとせず放置するのがよいと思います。一部の人のためになっているのであればそれはそれで十分。工夫する方が手間なのでやらないと割り切ってください。
やる気の無い人に対して簡単にやる気を出させることが出来るのならそもそも研修自体が不要です。一部のやる気のある人に対して支援する、予備校などと同じですね。

このコラムの担当者
三條 正樹
日本エス・エイチ・エル株式会社 取締役