革新的な社員が一定数いる一方で、経営陣が保守的であり、時代遅れの制度・規定・社風を強いられ続けている企業は少なくないと思います。保守的な経営陣に重い腰を上げてもらうにはどんなアクションが効果的でしょうか?
保守的な経営陣が重い腰を上げるには、正直相当危機的な状況にならないと難しいケースが多いです。「時代遅れの制度、規定、社風」とお書きですが、それであれば採用の失敗、優秀な人材の流失や事業の停滞などもう危険信号が点滅しているのではないでしょうか。
ここは、経営トップに決断をしていただくしかありません。御社の現状の課題を整理し改善策を取りまとめトップに提言してみて下さい。
革新的社員が考えるようなアイデアがどれだけの可能性を秘めているか、具体的にどのようなプロセスですすめていくべきかが伝わっていないのではないでしょうか。先行して変革を行い成功した他社の事例などを参考にしてはどうですか。必要であれば、専門的な立場で意見を言っていただけるコンサルタントや外部の専門家のご意見をいただくのも有効ではないでしょうか。
遅きに失することのないことを祈ります。

このコラムの担当者
奈良 学
日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長