今時の若い者はというのは以前から言われることですが、ジェネレーションギャップを埋めるために年配の人は何をすればよいのでしょうか?
年配者の側も若者側も、特になにもする必要はありません。育った時代の文化、生活環境が違うわけですから同じような感覚がなくて当たり前です。
相手におもねる必要もなければ、何でも否定することもあってはなりません。
大切なことは、ジェネレーションギャップが存在することを受け入れたうえで、お互いが理解できるような関係を構築するためにコミュニケーションをどのようにとっていくかということでしょう。
年配者には、これまでの経験や積み上げてきた知識があり、若者には最新のテクノロジーへの知識と活用への豊富なアイデアがあります。年配者には失敗した経験からの学びがあり、若者には失敗を恐れない挑戦心があります。年配者は、若い世代へのアドバイスやフィードバックが得意で、若者世代は、同世代へのコミュニケーション伝達にたけています。
こうしたお互いの得意な部分を理解し協力しあいながらオープンにもの事をすすめていくことが重要です。人はだれでも年齢を重ねていくものですから。

このコラムの担当者
奈良 学
日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長