(新卒)ただでさえ母集団形成に苦しんでいるのに、適性テストを入れたらもっと集まらないと思うのですが……。
ある小売業の話です。
母集団も集まらないし内定辞退も多い、定着性も低くずっと悪循環の中で一年中採用をしている企業がありました。
全員面接をする姿勢で採用をしていましたが改善せず早期退職を防ぐ目的で採用向けの適性テストを導入したところ内定辞退も減り定着性も高まり、通年の採用も必要なくなったケースがあります。
誰でも入れる企業というイメージが変わり応募者をしっかりと見極めてから採用する。そういうイメージで採用が根本から変わりました。
内定辞退が減り、定着性が上がると必要以上に母集団をかき集める必要が無くなります。
母集団という単一的な発想より採用全体のデザイン、採用におけるブランドイメージ作りをやり直すという視点で検討してみてください。

このコラムの担当者
三條 正樹
日本エス・エイチ・エル株式会社 取締役