コラム

続・人事部長からの質問

2024/03/22Q.3836

転職の時代と言われていますが、前職の勤務先で働く年数が短い(1年未満)には気になっています。気にする企業も気にしない企業もあると思います。貴社はどうお考えですか?

一つの会社に定年まで居続けるのではなく、自分のキャリア形成のためにも転職することが当たり前になりつつあります。そうは言っても前職の勤務先での年数があまりに短い場合は否定的に受け取ることが多いとは思います。たまたま前職でミスマッチが生じたのだろうと気にしない企業もあるでしょうが、複数回(複数社)そうした転職経験を繰り返している場合は、別でしょう。もちろん企業によって考え方は様々ですから、新しい経験や技術の獲得、違う環境に対応できる柔軟性を高く評価し、短期間の勤務であってもその人の実力次第という企業もあることでしょう。

当社の場合もそうした短期間での繰り返し転職では慎重にならざるをえませんので、アセスメント結果を参考にしながら充分時間をかけて面接を行います。ご本人からはご自身の仕事観や前職での物足りなりなさから、だらだらと居続けることはせず短期間で転職の決断をしたことに何ら後悔していないといった発言が聞かれますが、第三者からみるとそうした考え方と本人の行動とに大きなギャップを感じることが多いです。

御社への転職をチャンスと捉えて応募しているとは思いますが、御社にとって必要な人材か、御社の組織風土になじんで実力を発揮してもらえるか、じっくりと時間をかけて判断して下さい。

奈良 学

このコラムの担当者

奈良 学

日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長

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