2024/10/18Q.3988
若手社員に面接官を経験させることはどんな能力開発につながりますか。
面接スキルの向上につながります。
面接スキルは以下の要素で構成されています。
- 業界、会社、事業、組織、仕事、組織風土について、知識のない人にわかりやすく説明できる。
- 相手の求める情報をわかりやすく伝えることができる。
- 相手の反応にあわせてこちらの言動を変化させられる。
- こちらか聞きたい情報を得るために効果的な質問ができる。
- 興味を持って人の話を聞くことができる。
- 人に共感できる。
- 相手を意欲形成できる。
- 好印象を与えることができる。
- 相手をリラックスさせることができる。
- 相手が話したいことからこちらの聞きたい情報を得ることができる。
- 相手の話を掘り下げて事実関係を明らかにできる。
- 相手の言動のなかにある違和感に気付くことができる。
- 能力、スキル、適性、意欲、価値観などの個人属性を客観的に捉えることができる。
- 嘘を見抜くことができる。
- 常に客観的な判断を下せる。
- 全く知らない話題であってもついていくことができる。
- 言動の記録をとることができる。
残念ながら単に面接経験を積むだけでは、何のスキルも獲得できません。面接官としての言動に対してフィードバックを受ける環境が必要です。ベテラン面接官が横について、若手面接官の言動を記録し、面接後にフィードバックするというプロセスを繰り返すことで、若手をプロ面接官に育てることができるのです。

このコラムの担当者
清田 茂
日本エス・エイチ・エル株式会社 執行役員