コラム

続・人事部長からの質問

2024/10/22Q.3990

現在、内々定者へのフォローを検討していますが、遠方に在住の応募者も多くおり、対面で複数回のフォローを行うことが現実的ではありません。対面とオンラインの実施形式によって、効果に違いはあるのでしょうか。

対面とオンラインとでは、それぞれメリット、デメリットがありますから同じ内容を実施すれば効果に差が出る場合もあるでしょう。

対面でのフォローのメリットは、表情や受け答えの様子から相手とのコミュニケーションがオンラインより深く取れ、信頼関係が構築しやすく、またお互いに集中力も高まります。
デメリットは、お書きになったような遠隔地の場合に費用、時間的拘束といった負荷が大きくなるということです。頻繁な対面フォローは現実的ではありません。

一方で、オンラインフォローは場所も関係なく時間も調整しやすく、頻繁なフォローも可能です。Video通話、チャット、資料共有など様々なコミュニケーションツールを活用できます。たコミュニケーション面では、表情が捉えにくい、反応が遅くなりがちといった制約があります。
通信回線やPC機器の不具合などでうまく接触できない場合もあります。

結局は、こうした双方のメリット、デメリットを考慮し、内容面でどちらを使用するか判断しながらフォローに活用するというハイブリッド方式が最も効果的でしょう。最初は対面でフォローを行い、信頼関係が築けたらその後のフォローをオンライン形式にして回数を増やして実施するというはいかがでしょうか。

なお、会社側のメリット、デメリットだけで判断するのは危険です。内々定者同士がお互いをもっと知ってみたい、会社についてどう考えているか話し合ってみたいという声があるならば、対面での交流会やオンラインでの情報交換会などこちらもハイブリッドで開催してあげるのも良いのではないでしょうか。

奈良 学

このコラムの担当者

奈良 学

日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長

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