コラム

続・人事部長からの質問

2024/12/05Q.4021

インターンシップの施策の一つとして、学生へ自己理解を促すことが出来るものはないかと考えています。グループで実施+Web実施が理想なのですが、何か良い案はありますか。

インターンシップの目的を学生ためのキャリア教育にフォーカスするのであれば、Webでの実施でも一定の効果を上げることはできるかもしれません。私はケチな性分なので、つい企業側の視点に立って自社の採用に有益なものを、と考えてしまいます。

自己理解のためには自己を客観的に見なければなりません。最適な取り組みは、アセスメントとフィードバックです。グループでの実施を希望されていますので、グループディスカッションをオンラインで行います。アセッサーもオンラインで参加し、参加者の言動を観察記録します。グループセッション後にアセッサーから個別のフィードバックを行えば、集団においての言動を客観的に伝えることができます。事前にオンラインでパーソナリティ検査を受検してもらい、フィードバックの際に検査結果も加味したフィードバックを行えば、より詳細な特徴を伝えることができ、参加者の自己理解を促進できます。

と、ここまでがご質問へのお答えですが、一つだけ申し上げたいことがあります。インターンシップを行うのであれば、コストを負担する企業側にもメリットのある方法をとるべきです。企業側のメリットは、参加者の入社意欲が高まること。であれば、Web実施ではなく、対面がおすすめです。対面のコミュニケーションは共感性を高めることが研究でわかっています。共感が入社意欲の形成に大きな影響を与えます。

清田 茂

このコラムの担当者

清田 茂

日本エス・エイチ・エル株式会社 執行役員

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