新しい期となり、退職者が出始めました。辞めそうな雰囲気など全くなかった人が辞めています。取り組むべき施策などありますでしょうか。
1on1面談による対話が必須です。普段から上司との対話がなされていれば、退職につながる兆候を早めに捉えられます。もし、早めに気づくことができれば退職を決意する前に何らかの対策を打つことができるかもしれません。
しかし、実際に転職するかどうかは本人の価値観や性格によるところが大きく、上司から見てほんの些細なことに見える問題が本人とって重大な退職理由になることや、上司からはいつ辞めてもおかしくないと思う状況にある社員が全く転職に関心がないということもあります。
どこまで行っても転職するかどうかは本人次第です。人それぞれの事情がありますから、退職者をゼロにすることは不可能ですが、辞めそうな雰囲気を全く捉えられない現在の状況の中で辞めていく人を早めに把握できるように変えることはできます。適切な1on1面談を実施してください。

このコラムの担当者
清田 茂
日本エス・エイチ・エル株式会社 執行役員