職場全体での女性割合は職種問わず4~5割ほどいるのに、経営層には女性が一人もいません。これを「偶然」や「あるべき姿」とは言い難いのではないかと考えておりますが、いかがでしょうか。
経営層は性別ではなく、あくまで能力によって選ばれるべきです。社員全体における男女比率は、本来経営人材の登用とは関係がありません。
確かに、上場企業の中には女性役員の比率に目標を設けているところもあります。しかし、その結果として業績が低下した場合、誰がその責任を取るのでしょうか。
一方で、経営的資質を備えた女性管理職が多く存在するのであれば、経営層がすべて女性であっても問題はありません。実際に、そのような体制をとっている企業も存在します。

このコラムの担当者
三條 正樹
日本エス・エイチ・エル株式会社 取締役