全国転勤があってもうまく順応していける人の適性ってあるのでしょうか。それとも地域ごとの適性を調べて配置配属を見た方が良いのでしょうか。
最重要な視点は、配属先の職務に対する適性があるかどうかです。つまり、ジョブコンピテンシーを評価します。
そのうえで転居を伴う異動において重要な点は、家族の事情、健康状態などです。加えて、転居先が海外などで、言語、文化、風習が異なる場合にはじめて本人の異文化適応の度合いや現地の言語能力などが求められます。
どの地域でもうまく順応するという特徴だけをとらえようとするなら、OPQから出力される能力特性の「状況適応力」、コンピテンシーの「柔軟性」「異質の理解」を確認するとその特徴がよくわかります。
結論として重視するべき順番は、配属先の職務適性、転居可能な状況があるか、順応できるかどうかです。
このコラムの担当者
清田 茂
日本エス・エイチ・エル株式会社 執行役員