今までのお仕事の経験で、少し息抜きになるようなお話をお願いします。
難しいご質問ですね。波乱万丈の人生を歩んできた訳でもなく、平平凡凡の会社人人生でしたから、まして人様の息抜きになるような話と言われましてもね。
見ため上特に印象的な特徴のない私ですが、大学を卒業して入社後営業で新規先に訪問した時に思わぬところで話のネタになったのが名字の「奈良」です。先方も若造相手に話題にするネタもなく、名刺の名前をみて「奈良県と関係があるんですか」とよく話を振られました。「それが、父親の出は東北のA県でして、何で東北に奈良姓があるんですかね」
と返して家系の話を持ち出して少し時間がつぶせたという経験がありました。
小学生のころ国語の時間に丁寧語の授業があって、「お」をつけると丁寧なことばになりますと教わったあと、友達から「オナラ」とよくからかわれ自分の名字がいやだった思い出がありますが、大人になって助けられるとはその時は想像もしなかったですね。
仕事上で最初に相手に自分の情報を伝える名刺は、私が社会人になった30年前とほとんど変わっていません。メールアドレスやホームページのURL表記が加わったくらいです。
もっと工夫できる余地がありそうです。ビジネスチャンスもあるかも。

このコラムの担当者
奈良 学
日本エス・エイチ・エル株式会社 代表取締役社長