会議で発言していないことを指摘したら「話すことがなかった」と返し、そこで決まったことに対して後から愚痴をこぼし、指摘をするとそれによって「意欲が落ちた」と言う始末。受け身なのに文句ばかりで頭にきます。が、今のご時世叱ることも容易ではなく悩んでいます。若手の指導に際し、どこまでを叱るラインにすればよいのでしょうか。またどうやって学べばよいのでしょうか。
ご苦労様です。若手の指導に悩みはつきませんね。「指導すること」と「叱ること」はイコールではありませんので、どうしてもパワハラリスクが生じます。どこまでを叱るラインとすべきでしょうか。
叱るラインは、相手の態度や言動そのものではありません。
ご質問内容から考えると、会議でまったく発言がないこと自体は責められません。会議の目的や内容をきちんと伝えていなかったり、どのような役割で参加してもらいたいかが不明瞭だったりすれば発言がないこともあります。「話すことがなかった」という発言も致し方なしという場合もありえますね。
ただ、後から愚痴をこぼすという態度は要指導です。指摘は当然でしょう。会議に参加したチームメンバーとの信頼を毀損する行為ですし、意見があるならしかるべき人(上長であるご質問者)にしかるべき場でするのがルールですから。
「意欲が落ちた」という発言は、叱られた人からよく聞かされる言葉です。叱られた内容についてきちんと納得し、反省していれば、このような言葉は出ないはずです。まだまだ反省が足りていないということでしょう。単なる文句であれば、気にしないことです。
指導が行き過ぎたことによるパワハラ事例はいろいろあります。ご自身で判断するのではなく、人事・総務部署に相談して、研修材料として社内で活かして下さい。
このコラムの担当者
奈良 学
代表取締役社長