入社後、途中で席を立つ回数が多く、言ったことへの反論が多い方など、一緒に仕事をすることが困難な方が一定数います。
入社前に見抜く方法はありますか。
席を立つ回数が多く、言ったことに反論する方を、直ちに「一緒に仕事をすることが困難な人」と結論付けるのはあまりに安易です。いずれの行為も正当な理由があるかもしれません。
これらの行為に正当な理由があるとしたら、「個人的な事情」と「業務上の必要性」に分類できます。
個人的な事情の代表格は健康上の理由です。腰痛や血行不良の予防で、定期的に立つことを医師から指示されているかもしれませんし、ストレスや不安を軽減するために席を離れているのかもしれません。
業務上の必要性としては、他部署と話をするために席を立っているかもしれません。
指示への反論は、誤解やリスクを回避するための正当な懸念かもしれませんし、指示する側の曖昧さが問題なのかもしれません。
これらの可能性を十分検討したうえで、やはり行動に問題があると考えるのであれば、次のステップは指導です。業務中にみだりに席を立ち業務を中断してはいけないこと、正当な理由なく業務命令を拒否してはならないことを説明し、注意と指導をしてください。
入社前に応募者の特徴を見抜くアセスメントには様々な手法があります。しかし、一緒に仕事をすることが困難な方とはどのような方なのかについてはより詳細な確認が必要です。ご指摘の離席と反論の頻度は本人の特徴とは言えない可能性が高く、アセスメントの基準としては不適切です。
このコラムの担当者
清田 茂
執行役員