退職する社員に「引き留めないので本音を話してほしい」とお願いしましたが、結局聞けずじまいでした。どうしたら退職者の本音を聞くことができるのでしょうか。
退職する社員の気持ちを想像すると、辞めていく会社に対して恨みつらみと取られかねない話をあえてする必要はなく、特定の部署や人、職務に対する批判と取られかねない話をすることもはばかられる。自分に対する悪い印象を残したくないし、誰かに対する悪い印象を作るのもいやだ。という感じでしょう。
もし、全ての退職者が口をつぐむのでしたら、貴社に何らかの問題があると考えるべきです。本音を話してくれる人もいるし、そうでない人もいるのでしたら、問題視する必要はありません。仮に前者であるとの立場に立つと、辞めていく人だけでなく、働いている人も会社の問題点について口をつぐむかもしれません。従業員の心理的安全性が脅かされているのです。問題は組織風土にあります。
組織風土は誰か一人が変わったとしても大きく変化しないので文化というのですが、それでもリーダーの言動が大きな影響を及ぼします。特に重要なリーダーは企業のトップ、社長やCEOです。トップが従業員の心理的安全性を守る言動を続けていくことが解決につながります。
しかしながら、現時点ではそもそもの原因がわかっていません。まずは従業員サーベイを実施して、問題の明確化と原因究明をすべきです。
このコラムの担当者
清田 茂
執行役員