客観面接を実施していますが、コンピテンシーレベルの評価が難しいと感じています。どのように評価したらいいですか?
評価ルールがあいまいなことが評価を難しくしている要因の一つです。これから申し上げる方法は、あいまいさを小さくするカテゴリ分けの技術です。
まずコンピテンシーを評価するための重要度の高い判別指標をいくつか定義します。例えば、ヴァイタリティの判別指標として、負けず嫌いである(パーソナリティ)、何かをやり抜いた経験がある(過去の行動)、外見的にたくましさを感じる(外見、態度、行動)、の3つを掲げます。その上で、各指標に該当するかどうかを面接の言動記録から確認します。該当個数によって評価レベルを決めます。
こうすると評価ルールが明確になり、客観評価がやりやすくなります。

このコラムの担当者
清田 茂
日本エス・エイチ・エル株式会社 執行役員