既存のやり方を踏襲したがる上司のもとで採用担当をしています。このような状況でもできそうな身近な採用変革といったらどのような方法があるでしょうか。
何か一撃必殺の案を希望されているのかも知れませんが、そういう方法は会社にも担当者にもメリットはありません。リスクのみ大きくなります。地味な方法ですが効果のありそうな事を書きます。単独でも複数でもかまいませんので試してみてください。
1)
上司の対策として会社や上司に対しての報告書等を現状の何倍にも質を高めて誰が見ても変革していく方にメリットがあると思わせることです。費用対効果がわかりやすいでしょう。必要であれば機会を作り役員も集めてプレゼンテーションするのも有効です。
2)
次は徹底した合理化です。 残業や会場代等を徹底して削減して、誰が見てもわかるような成果を上げることです。
3)
他社情報の入手と比較。 変革を好まない保守的な人は他社の動向に敏感です。同業他社、同規模の会社、ライバル企業、グループの会社などのデータを収集して自社と比較する資料を会社に提出します。己の保身に走る人ならその情報を元に最も平均的な手法に切り替えるはずです。データがあるのに変革をしなければ責任を追求されること必至です、嫌でも替えるでしょう。データの見せ方さえ間違えなければ地味に効果はあると思います。

このコラムの担当者
三條 正樹
日本エス・エイチ・エル株式会社 取締役